お金にも教科書があるのをご存じでしたか?教科書は様々ありますが、お金の教科書はあまりないと思います。こちらの本が本当にお金の教科書になるのかどうか徹底レビュー
いつも私はamazonで本を買うのですが、「あなたにオススメな本」として
載っていて、タイトルとカバーに魅かれて読んでみました。
著者は日本ファイナンシャルアカデミー代表取締役の泉正人氏。
(最初に名前を見た時によくテレビに出てる人かなと思っていたら、
「泉麻人」さんとごっちゃになっていました、、、)
本書は「一生もののお金の基礎知識が2時間で身につく入門書」とカバーに
謳われているほど、とても分かりやすくお金の様々な情報(具体的にはどうすればお金が貯まるのか?や税金・ローンの仕組みなど)が書かれています。
様々なお金に関する本を読んできている私が読んだ感想としては、、、
内容が非常に薄い
でした。カバーにも「一生もののお金の基礎知識が2時間で身につく入門書」と
書いてあるので、そこまで詳しくはないのは覚悟していましたが、
まさかここまで内容が薄いと思ってもみませんでした。
お金の教科書とは言いますが、本書は小学生ではまだ早いかもしれませんが、
せいぜい大学生ぐらいまでの情報でしょう。これから社会に出ていくために
基礎中の基礎を勉強するのには向いているのかもしれません。
「フリーターと正社員の生涯賃金は2億8千万も違う」や「連帯保証人になるのはやめよう」
などはまさにそうだと思います。
住宅ローンの計算やクレジット会社のリボ払いの仕組みなどの
具体的な数値がたくさん並べられていますが、どれも表面的なことばかりで
どうすればお金を使って豊かになるのかどうかまでは書かれていません。
4000万円のマンションを買うのに30年ローンで組むと金利などを計算すると
総額1億円ほどになるが、4000万円を貯めることは至難のことだから
1億円掛かっても、4000万円を貯める時間を買っているコストと思えると
書いてありましたが、30年後にはほとんど価値のないもののために
お金を支払っていくのは、住宅を建てた会社とお金を貸してくれた銀行のために
30年働くようなものです。
これからお金について勉強しようかなと思う方にはいいのかもしれませんが、
ある程度の知識のある方にはほとんど読む意味がないと思います。
いままでお金の勉強をしてこなかったいう方は一度読んでみてくださいね。
2014-06-11 22:34
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